ヨーロッパ周遊旅行~カーディフ~その3
ビュートパークからボートで川を下り、カーディフ・ベイという湾港エリアへ到着しました!
この付近の施設をいくつか紹介します。
クラフト・イン・ザ・ベイ (Craft in the Bay)
地元アーティストの芸術作品を展示・販売しているお店です。
個性的な作品がたくさんあり、文化的に成熟した都市だな~と感じます。
特にこのお皿 ↑ がお気に入り。
しかし、お土産として買うには高すぎました(´・ω・`)
ピアヘッド・ビル (Pierhead Building)
この建物にくっついている時計は"Baby Big Ben"として親しまれ、このエリアのランドマーク的存在であるようです。ここではウェールズの国民議会などについて見学することができました。
特に興味深かったのが、このような垂れ幕に記載されていた市民運動の歴史。
ウェールズには元々英語とは全く異なる独自の言語が存在していましたが、お隣のイングランドに併合されてからは英語が公用語となり、ウェールズ語を話せる人口が減少していきました。そのため、現在ではウェールズ語の保存運動が活発に行われています。
この垂れ幕でも、左側にはウェールズ語、右側には英語で、それぞれ表記がなされています。他にも公共性の高いものには大抵両方の言語が使用されていまして、 ↓ の道路標識なんかもその1例ですね。
ウェールズの北部に行くほどウェールズ語を話せる人も増えていき、同時に英語の訛りがきつくなっていくそうです笑
ウェールズ・ミレニアム・センター (Wales Millennium Centre)
巨大な木造フロントがCoolなこの建物は、ミュージカルやコンサートが日々公演されるホール会場です。内側から除くとこんな感じ!(・∀・)
せっかくなので、ここでミュージカルを鑑賞してきました。
タイタニックです!!ストーリーが分かっているから、英語が聞き取れなくても楽しめる。「In America~♫」と歌いながら、客船に乗った人々が「アメリカに渡ったらこんなことをするんだ!」とそれぞれの夢を語るシーンがぐっときました。この後沈没しちゃうんやで…(´・ω・`)
ハイクオリティーなミュージカルを堪能できて満足していたところ、施設を出てみたら建物が見事にライトアップされていて思わずパシャリ。
以上が湾港エリアでの観光になります。
次は…
セント・ファガンズ国立歴史博物館
(St. Fagans National History Museum)
並木道を進んでいくと…
もちろんこれだけではありません。この施設は、カーディフの伝統的な村を再現した野外博物館となっており、広大な敷地にむか~しの農家や商家といった建造物がいくつも展示されています。
白い家は普通の農家のもので、裕福な家庭は赤い家に住んでいたそうです。日本でいう小作人と地主みたいな関係かな??
こちらは当時の食器。若干ピンぼけしているのが残念であります。
子供が遊べる遊具なんかもありまして、家族連れで来ている人が多い印象でした。
やたら羊も飼われています。彼らは何を考えているのでしょうか。
「おい、ちょっと待ってよ!!」
疲れたらベンチで一休みすることもできますよ。
こちらは頑丈そうな家ですね!狼に吹き飛ばされる心配もなさそうだ。
ちなみにこの歴史博物館はカーディフ中心部から6kmほどの地点にありまして、時間はあるけどお金のない僕は、散歩がてら歩いてここまでやってきたのでした。疲れた。
さあいよいよ、次がカーディフ最後になります。
芸大の卒業発表
こちらの芸術大学でちょうど卒業制作の発表があるとの話を聞きつけ、行っちゃいました。パンフレットがこちらです。ATMOSPHERES 2018
森林の中で薪を焚くようなシーンを想起させるBGMと共に、たまに煙が下からこみあげてきます。不気味な鹿の仮面を中心に異様な雰囲気が構成されている。
薪や空き瓶の配置にも何か意図があるのかな?
これまで現代音楽ってのはあまり聴いたことがなかったです。
不協和音であっても、あれはあれで調和されたものだったのだろうか?現代アートは、今まで触られたことのない部分をなぞられるようなゾワゾワが感じられるので、面白いです。
そういえば僕のプロフィール画像に映っているあのロボット、実はここにあったもの!
日本の作品をここの学生が再現したもの、という話を聞きました。
こういう細かい日本語ラベルまで!!(・∀・)
以上でカーディフ編は終わりになります。
まさか3partに分かれてしまうとは思ってませんでした。
次回はローマの歴史が色濃く残る街 Bath です!
お楽しみに!ではでは~